自由と寛容の国
昨日は…
ふれあい参観終了後、
夕方5時ごろからお風呂→ご飯と
早々と済ませ、
準備を整え、
もちろん観戦しました
サッカーワールドカップオランダ戦!
ついつい熱~くなってしまいました。
結果ともあれ、
岡田ジャパンよくがんばりました!
そのテレビに映る
オレンジ一色のオランダサポーター
そのオレンジ色に
思い出す一つの光景があります。
かつてオランダを旅した時のこと。
その日は、偶然にもサッカーユーロカップ決勝の日。
オランダの町はオレンジ一色。
盛り上がりは最高潮!
旅行者の私達が食事をとるレストランでも、
みんなの目はテレビに釘付け。
ゴールチャンスが来るたびに、
街中から歓声や騒音?が聞こえてきていました。
その端に…
目の焦点の合わない
足取りのふらふらした人が…
主人が私に言いました。
「注意して。あの人、麻薬中毒者だよ」
オランダという国。
この国では、麻薬が合法です。
町のあちこちにある
コーヒーショップ。
そこは…
麻薬を売っているところなのです。
私は中に入りませんでしたが、
メニューに麻薬の種類?が書かれてあるとのこと。
その店内では、麻薬は合法なのです。
(オランダ人の友人によると、
コーヒーが飲みたいときはカフェに行くのだそうです)
売春もある一定地区では合法。
オランダという国は、
他国で迫害された人を受け入れて繁栄したという歴史的な背景もあり
何事にも寛容な国
そして
自由の国です。
だから、
麻薬や売春でも
それを選択するのは、
個人の自由。
でも、
自由は責任を伴います。
オランダの町で見かけた廃人のようになってしまった人。
おそらく、麻薬でそうなったのでしょう。
でも、それも個人の責任なのです。
ロンドン大学の大学院に通っていたころ、
隣のコースにいた
オランダ人の小学校の先生アナ。
こんなことを言っていて
とても驚いたことを思い出します。
「自転車を盗難されても、
盗難した人が悪いんじゃなくって
鍵も掛けずに置きっぱなしにしている人が悪いのよ。」
私達日本人にはあり得ない考え。
でも、自由と寛容の国オランダ。
選択の自由があるからこそ、
自己管理が重要というわけです。
オランダでは、飛び級や留年も個人の選択で自由に行われます。
でも、周りもそれを寛容に受け入れる。
みんなと一緒でなくてもいいんです。
ところ変われば、考えも変わります。
私達の常識が常識でないことも…。
昨日のワールドカップオランダ戦。
テレビの中のオレンジ色に
ふと思い出した、
オランダの思い出です。